小貝川沿いの連続した舗装路を一通り走行しました。未舗装路である上流もいつか走ってみたいと思いますが、そんな“サイ苦リングロード”の情報を参考にする人が果たしてどれだけいることやら。
そんなわけで、ここで中間のまとめです。
舗装区間が80キロもあり、路面状態も良好です。歩行者・自転車専用道路となっている場所の中には、道幅が十二分に広い箇所も多く、かつ、歩行者も自転車もそれ程多くはありません。一部車道を走る必要がありますが、全体として見れば安心して走りを楽しめるコースです。
難点をあげるとすれば、それが一部区間を除き大規模自転車道ではなくただの河川沿いの道でしかないために、休憩施設がない点でしょうね。ただ、この点も、地図である程度下調べしておく、公園やコンビニを見けければ立ち寄る、水と食料を十分に持っていく、という点に心がければさほどのマイナス点ではないと思っています。
小貝川沿いを走る場合は、右岸を走るのが無難です。左岸の数箇所で未舗装路を確認しています。
但し、左岸にもいろいろと見所はあります。また、補給やトイレなどで困った場合に、右岸から左岸へと移動して探してみるのも手です。小貝川沿いにはたくさんの橋が架かっていますので、右岸と左岸を行き来するのも比較的楽です。
必ずしも全てを自転車で訪れたワケではないのですが、小貝川沿いにはいろんな見所があります。
下妻市側にある広大な花畑。春~秋に様々な花が楽しめます。
世界地図にその名を刻んだ偉大なる日本人、間宮林蔵氏。その記念館や生家が小貝川近くにあります。生家の情報は記念館で探してください(川のすぐ側にあります)。
5月にはポピー、秋にはコスモスの花畑が広がります。
小貝川右岸、地図の野球場(藤代スポーツセンター)付近にあります。
小貝川左岸、福岡堰に広がる広大な桜並木。歩いても歩いても途切れる事のない桜。桜の密度で言えば上野公園に軍配が上がると思いますが、ゆったりと落ち着いて堪能できる点や、全体の光景を考えますと、桜そのものを堪能すると言う意味では福岡堰の方がはるかに上と思っています。私はこんなにもたくさんの桜の木を他では見たことがありません。
福岡堰の桜
桜の時季には大勢の人で賑わいますので、自転車を押して歩きましょう。
牛久沼水辺公園では一年を通じてコブハクチョウを見る事ができます。このコブハクチョウは元々アジアにはいない種です。そのため留鳥(一年中ここで生活している)になっており、ある意味家禽に近い存在です。
コブハクチョウの群れ(茶色っぽいのはシナガチョウ)
「白鳥の湖」という、チャイコフスキー作曲のロマンチックな曲がありますよね。その白鳥ですが、一般に日本では冬の時季に渡ってくるオオハクチョウやらコハクチョウです。でも、ここのコブハクチョウは牛久沼に棲んでいるのです。
一年を通じて白鳥を楽しめるなんて素敵だとは思いませんか?
ところで、コブハクチョウ(やらシナガチョウ)が一箇所に集まっていますが、それは私が食パンを投げ入れているためなんです。その秘策(?)は別の機会にご紹介しますね。
因みに「牛久沼」の正式名称は「谷田川」であり、その谷田川は小貝川の支流になります。小貝川左岸から牛久沼までは歩いても行けるくらいの、すぐの距離にあります。
そんなわけで、他県民の方々も是非是非お越しくださいませ、小貝川へ!