砂沼と小貝川と 〜 その1

1月のある晴れた日の日曜日、いつものように天気予報を眺めます。

予想最高気温は8度で真冬らしい一日とのこと。でも、等圧線の間隔は広まっていて、風もほとんど影響なさそう。(最近はこればっかり気にしています。そして、風の向きや強さもある程度読めるようになりました。わはは)

そしてなによりも快晴♪。

これは遠乗りするっきゃないということで、以前から行ってみようと思っていた「砂沼」に行くことにしました。

砂沼

砂沼は茨城県下妻市にある、結構大きい沼です。下妻市とは映画「下妻物語」の舞台となった、あの下妻市の事です。

下妻市はつくば市のお隣。小貝川を渡るためいくつかのルートが考えられますが、今回は県道56号を西へと進み、小貝川との合流地点である、愛国橋へ。橋を渡って右岸(上流から下流へ見た際の右側 )から小貝川沿いを北上することにしました。

どの橋を渡るかについては、いくつか候補があったのですが、特に何も考えずにこの愛国橋を渡りました。しかし、まさかこの選択が、今日の運命を決めてしまうとは。

今回の、小貝川→砂沼のルートはこちら

小貝川 〜 愛国橋→豊原橋→祝橋

小貝川。奥は筑波山

右岸の堤防道路は舗装されており、車も進入できないので、快適に走れました。やがて国道125号との合流地点である、祝橋に到着です。

祝橋

因みに以前に小貝川を走った時のコースは、JR水戸線の橋からこの祝橋までを南下しました。今日はその続きでもあるわけです。

祝橋→砂沼へ

国道125号を通って砂沼へと移動します。

国道沿いには、スーパー、牛丼、ハンバーガー、紳士服、うどんやらの、地元・全国規模のチェーン店が立ち並びます。これまで私がサイクリングしてきた、コンビニやら自販機もめったにない、のどかな田舎の風景とはまるで別世界ですね。

なんだかサイクリング気分もいまひとつ。でも、そのかわり食事する場所には困りません。時刻はちょうどお昼。最近はコンビニのおにぎりやらパンばかりでしたので、久し振りに食堂に入りました。

砂沼

国道125号を西へを走ることしばし。やがて砂沼に到着です。

沼の周りは遊歩道になっていて、念のため確認したところ、歩行者と自転車のレーンが分かれていました。という事は、自転車走行オーケーですね。

遊歩道

まずはベンチで一休み。ちょうど正面に雪化粧した日光連山が見えます。そして右(東)を見ると筑波山。この眺めのよさがここに来たかった理由のひとつ。

砂沼。奥に日光連山

湖面には大勢のカモ(カルガモが多かったですね)が羽を休めていました。カモがいるのは餌となる魚がいるから。ということは、これまで何度も紹介してきたように、当然のことながら大勢の釣り人でにぎわっていました。

さて、休憩もすんだところでのんびりと走り始めます。

ごく一部だけ車道との共有&沼沿いから離れる箇所がありますが、残りは沼沿いの歩行者・自転車専用道です。

休日ともあって、大勢の歩行者やら自転車やらでにぎわっておりました。道幅も狭く、見通しの悪いところも多いので、ゆっくり・のんびりと進みます。

砂沼大橋

沼の途中に橋があります。地図で調べると「砂沼大橋」となっておりました。橋があるという時点でこの沼の大きさが分かって貰えると思います。

砂沼大橋中央部

またこの橋は、中央部でよく見ると「Y」の字型になっています。これまた珍しいといいますか、こんなのは初めて見ました。

桜並木

遊歩道のいたるところで桜(ソメイヨシノ)があります。1月の今時分は勿論季節外れですが、桜の時期だとさぞや美しいことでしょうね。特に次の写真の場所。桜の枝越しに砂沼、そして遠くには名峰筑波山が。花見の季節にはきっと熾烈な場所取り合戦が繰り広げられることでしょう。

砂沼越しに筑波山を臨む

感想

一周おおよそ6キロ程。ゆったり・のんびりと走ったつもりですが、移り変わる景色が楽しくて、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。

遊歩道があるし、景色は最高。ところどころでベンチもあるし、数か所ですがトイレも確認していま す。

ベンチの猫専用エリア?

お散歩、ウォーキング、ジョギング、ゆったりサイクリングするには最高の場所です。花見の季節になったらまた行きたいなぁ。

湖岸には砂沼広域公園もあり、休日をエンジョイするにはもってこいの場所。こんな素敵な場所が市の中心部にあるなんて、なんとも羨ましい限りです。

帰途へ

さて、砂沼は十分に堪能したので、家に帰ることにします。国道125号をつくば市方面へ移動。この眺めは私のお気に入りのひとつです。

なにしろ、筑波山を正面に見据えながら、どんどんと近づいて行くのですから。しかも下妻市の中心部は道幅も広く、町並みも整然としていて、大のお気に入りの風景です。

下妻市街地より筑波山を臨む

そうこうしているうちに、祝橋に着きました。ここにくるまでは「右岸」を走っていましたから、帰りは左岸を走ることにします。

右か左か。こんなどうでもよいような事が、まさか悪夢の始まりだったとは・・・

勿論その時は知る由もありません。

(続く)


庶民チャリダー

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