小貝川ポタリング その2

いつか守谷を訪れてみたいと思っていました。守谷はつくばと同じ「つくばエクスプレス」(以下、TX)の沿線にあります。

同じ沿線とは言っても、車窓からの風景は全く違います。TXの茨城県側駅周辺はのどかな田園地帯が広がりますが、守谷だけは整然とした街並みが広がります。しかも新しい建物が多く、いかにも新興のベッドタウンと言った趣。TXができる以前から、常総線で取手→常磐線で都心へ、という図式がありましたからね。TXが開通してからは、その傾向に拍車がかかったように思えます。

守谷市には、日本では初めてのドライブスルー式スターバックス1号店があります。また、休日はいつも守谷へ行ってお買い物をするという人(千葉県の柏市民)にも会いました。とっても素敵な街なんだとか。

なんだか、茨城らしからぬお洒落な街のイメージが。

そんなワケで守谷に向けて出発。しかし、守谷へ向かう道の途中で左折すべき所をうっかりと見逃してしまい、気づいたところで適当に左折してみたものの、ぐるっと回ってむしろ後退しちゃいました。天性の方向音痴人間の本領発揮です。

でも、ま、いっかぁ。このまま進めば小貝川に行けるし、そっちもポタリングの続きをしたいと思っていたし。と、相も変わらずの適当な行動で、突然目的が小貝川に変わりました。

思えば最近は、「今日はここへ行くぞ」、「何百メーターの高低差を登るぞ」等々、予定を決めて走りきる事に明け暮れていました。思いつくまま気の向くまま、自由気ままに旅をできる自転車の特性を忘れていたなぁ、と深〜く反省(自分のミスを都合のいいようにすり替えたとも言う)。今日は目的を決めず、思いっきり適当に走る事に決定。

2月上旬のある晴れた日。冬型が弱まり、いつもの北風ではなく春一番に近いくらいの強い南風。真冬のこの時季はくっきりと見える筑波山も、今日は霞んでいました。そろそろ春も近いのかなぁ。

長峰橋→新福雷橋

スタート地点は前回からの続きにします。小貝川と県道24号線との交差点である長峰橋の右岸(上流から下流に向かって右側)を南下する事にしました。

長峰橋

つくば市の案内板がありますが、橋を渡ればつくば市の意味です。写真の地点は常総市になります。

県道24号線の常総市側にあるコンビニでおにぎりを購入。いざ出発。

少し進むと妙なものを発見。近寄ってみると水位を現す一種の標識でした。

水位を現す標識

時刻はちょうどお昼頃。堤防沿いの斜面に腰を降ろして、ランチタイムです。今日はまるで春の陽気。筑波山を眺めながら、ぼんやりと過ごします。

お昼ご飯も済んで、いざ出発。するとベンチとなにかの石碑を発見。豊田城跡と書かれています。

豊田城跡の石碑

今日の出発点付近に豊田城を再現した市の建物がありますが、元々はこの場所にあったのですね〜。ベンチがあるので、ランチはここにすればよかったかな〜?

更に進むと小さな橋を発見。対岸へ渡って少し北上してみたら、道は突然ダートになっていました。やっぱり右岸を行ってみようと、来た道を引き返します。

小さな橋

更に進むと新福雷橋の手前あたりで、対岸に立派な建物を発見。近くまで行って調べてみると某宗教法人の建物でした。

某宗教法人の建物

小貝川

強い南風に逆らっての走行。いつもは北風に逆らって筑波山方面を目指します。

強い逆風には慣れっこですが、いつもの北風とは違って、南風はあまり辛くありませんでした。寒い北風が体力と体温を奪い去るのに対して、南風は何と言うか、エネルギーを分け与えてくれるような感じさえします。

時速20キロ〜25キロくらいでヘロヘロと進んでいると、追い風に乗って北上しているロードレーサー乗り達は、時速40-50キロの猛スピードでカッ飛んでいきます。@o@;

新福雷橋→福岡橋

特になんて言うこともない、茨城らしい田畑と小貝川を眺めながら走る事しばし。すると、なにやら堰のようなものを発見。当日は工事中で近寄れませんでしたが、後日改めて調べてみますと、「福岡堰(上)」というものでした。

福岡堰(別の日に撮影)

後日、堰の上を渡ってみました。渡りきった場所(左岸)には公園がありました。

この辺りでは小貝川の川幅が急に広くなります。水門は開いていましたが、閉めると更に川幅が広がるのでしょうね。

福岡橋→大和橋

福岡橋も大和橋も、国道354号線です。どちらかがバイパスなんでしょう(おそらくは福岡橋の方と思われます)。

ここでも名称不明の小さな橋があります。

小さな橋(写真中央上部)

水路の案内板

370年前の時代からあったという水路。豊田城といい、この堰や水路といい、この地区の歴史の深さを感じます。

しばしの休憩。

因みに左岸は交通量の多い国道でした。歩道も路側帯もないので、右岸へと戻りました。

大和橋→谷和原大橋

大和橋から南側の右岸は、暫くは歩行者・自転車専用道となります。程なく、川の一里塚を発見。

川の一里塚

川の一里塚って何?ネットで調べてみるとこんな情報がありました。

側にあるあずまやで休憩して出発。

このあたりは小貝川が常総市の旧水海道市中心部を流れているため、風景はのどかな田園風景ではなく、住宅街へと変わります。全国チェーンのお店の看板があちこちに散見し、これまでの小貝川沿いのイメージとはかなり違います。

ウォーキングやら犬の散歩をしている人も見られます。速度を落としつつ、慎重に走行。

谷和原大橋以南

あちこちで見学していると、いつの間にか時間が過ぎていきました。でも、今日はポタリング。特に目的地はなく、適当なところで引き返そうと思って走り続けます。

やがて常磐自動車道の高架下に到着。

常磐自動車道

高架を渡ると堤防沿いの道は工事中。迂回しながら適当に走り続ける事しばし。

やがて川沿い、進行方向左手にTXの鉄橋を発見。

TXの鉄橋

そしてふと右手を見やると、TXの車両が止まっていました。TXに支線なんてありません。

するとTXの車両が止まっている右手は、ひょっとして守谷車庫?

暫く進むと、TXの本線と車庫への引き込み線が交差する場所に遭遇しました。やっぱりここは守谷のようです。

引き込み線と本線(左)の交差地点

途中で守谷見学をやめて小貝川ポタリングに目的を変更したのですが、気がつけば当初の目的である守谷に着いていたようです。

守谷市街

TXの高架沿いに走っていけば、間違いなく守谷駅に到着できるはず。やがて守谷駅に到着。

守谷駅

守谷駅はTXと関東鉄道常総線が交差する駅です。想像通りにお洒落な駅舎でした。

次に向かったのは超巨大ショッピングモール、ロックシティ。車窓からもとてつもなく大きいと認識できる程の大きさです。

いざ、側まで行ってみると、想像を絶する大きさでした。

ロックシティその1

ロックシティその2

写真が一枚には納まらないので、2枚に分けて撮影しました。もっと離れて「引き」の映像で撮影しようにも、周りに住宅が立ち並んでいるので、それも叶わず。

つくばにもショッピングモールはありますが、引きの映像が取れない程家々が立ち並んでいるなんてあり得ません。やっぱ都会だぁ。

続いて訪れたのはスポーツバイクショップのFORZA守谷店。本店はつくば市内にあり、実は私はイーアスつくば店で今回のポタに使っているクロスバイクを買いました。

FORZA 守谷店

その向かいには巨大ホームセンターのジョイフル本田守谷店。ジョイフル本田は茨城県土浦市が本店になります。とても大きい〜!

ジョイフル本田守谷店

そんあこんなで見学していると、やがて陽も傾いてきました。小貝川ポタと守谷見学はこの程度にしましょう。

守谷は想像通りの、いや、想像以上のお洒落な都会だった〜。

さて、帰りは順調にと行きたかったところですが。。。途中で携帯電話をなくした事に気づき、常総市からつくば未来市、そして守谷市まで戻って探しましたが、結局見つからず。結果、1日に120キロ近くを走る羽目になりました。帰宅した時には午後10時頃・・・

携帯電話は、親切な方が常総警察署に届けてくれまして、無事手元に。写真は全て携帯電話で撮影しています。。おかげ様で今回の記事の掲載となりました。拾ってくださった方に、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

それにしても、前回のパンクといい、今回の携帯電話といい、どうも小貝川とは相性が悪いようです。>_<


庶民チャリダー

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