つくばりんりんロード その2

2008年7 月下旬。今日はつくばりんりんロードの続きになります。コースは旧筑波駅から岩瀬駅まで。距離で言えば土浦〜岩瀬のおよそ半分程、約21キロの行程です。

筑波休憩所〜真壁休憩所

コースを北上すると、まもなく県道の歩道と合流します。りんりんロードは一部県道の歩道と併用されています。でも案内板がありますので迷う事はありません。

合流地点すぐのコンビニでドリンクを補給して、改めて出発。筑波駅から約10キロ先の真壁休憩所を目指します。

暫くは田園地帯を走り続けます。すると県道を示す道標が。ここはれっきとした県道501号線だったのでした。

 県道501号線

やがて道は真壁の中心街へ。これまでの田園風景とはうってかわって、住宅がところ狭しと立ち並んでいます。交差する道路の間隔も狭くなってきます。りんりんロードでは土浦に次いでの都会(?)です。

やがて、かつてここが鉄道だった事を偲ばせる光景が。線路がそのまま撤去もされずに残ってました。きっと踏切の跡なんだと思われます。

 撤去されずに残っている線路跡

交差する道路に気をつけながら徐行して進むと、やがて真壁の休憩所に着きました。

 真壁休憩所の看板

ここは岩瀬からの距離がおよそ10キロ。筑波からもおよそ10キロ。どちらに向かう人にとっても程よい距離なのでしょう。大勢のライダーが休憩をしていました。

真壁休憩所〜雨引休憩所

真壁からおよそ5キロで雨引き休憩所です。岩瀬から(おそらくは)4.6キロ、雨引から5.3キロと中途半端な位置にあるせいか、誰も休んでいる人はいません。

 雨引休憩所の看板

ただ、朝からお腹の調子が悪い私はかなりのバテ気味。ちょうどお昼時とあって気温もぐんぐんと上昇。暫く休む事にしました。

うるさい程のミンミン蝉の泣き声に、しばし聞き入ります。

雨引休憩所〜岩瀬駅

休憩も済んで、最後のひと踏ん張り。いよいよ今日のゴール地点である岩瀬まで出発です。

あいかわらずの田園地帯を走り続けます。ふと後ろを振り返ってみると、筑波山が見えません。他の山々の陰になっているんですね。土浦から筑波ではどこにいても見えた筑波山ですが、とうとう視界から消えてしまいました。随分と遠くへ来たのだなぁ、と実感。

暫く走り続けると、一旦県道の歩道と合流し、県道を渡ります。北関東道の下をくぐって走り続けてペダルを漕ぎつづけると、ようやく岩瀬駅までたどり着きました。

 岩瀬駅の石碑

懐かしいコンビニ、そして猛烈な疲れが

走っている間はそれなりの風を感じてまだよかったのですが、止まった途端に滝のような汗が。時刻は午後1時頃。気温も体温もぐんぐんと上昇します。まずは水分を補給するために線路を渡って駅周辺をうろうろとしてみました。

すると懐かしいコンビニに出会いました。それは「セイコーマート」。

北海道のローカルコンビニ(そして北海道では最大のコンビニでもあります)ですが、茨城県内ではところどころで見かけます。ドリンクとお弁当を買って、再び岩瀬駅の休憩所へ。

水分を補給し、簡単な食事を済ませたところで猛烈な眠気が。朝から続いていた腹痛、加えて若干の睡眠不足と仕事の疲れ、真夏の暑さ、そしてなんと言っても飛ばしすぎが原因だったのでしょう。子供のオモチャみたいなMTBルック車ですが、それでもママチャリと比べると随分とスピードがでます。初心者なのについついスピードを出しすぎてしまいました。

迷わず木陰でお昼寝する事にしました。真夏の屋外でお昼寝なんて信じられないかもしれませんが、疲れ切った体には木陰でさえも快適な空間だったのです。それに暑いのには慣れっこだしね。

ウトウトとすること、およそ2時間。スズメバチらしき羽音に起こされると、午後3時を回っていました。

もう体力の限界。近くに旅館でもあればゆっくり休みたいところですが。しかしケータイサイトで探し、電話もしてみたのですが、飛び込みで泊まれるようなところはなく。

30分程休み、意を決して帰路へと向かいました。

筑波山の北側から眺めてみる

私の住んでいるのはつくば市の中心部やや北側。つくばエキスプレスのつくば駅までは歩いても35分、自転車だったら10分程度の距離です。

筑波山は余程の悪天候でもなければ、いつでも北側に臨む事ができます。

しかし今日は筑波山の北側へと移動する旅。いつもとは違って筑波山を北側〜西側から眺める帰路の旅となりました。

夕日に照らされる筑波山を、その北西側から見るのは初めての体験です。

 筑波山北西部からの眺め

ようやく筑波休憩所へ

体力の限界に近づきながらも、どうにかまだ明るい内に筑波休憩所へとたどり着きました。

もはやライダーの姿はありません。スタンドもライトもない自転車で走破している人が殆どなのですから。

でも私の愛車はあくまでも一般車の延長。電池式のライトがあります。家に帰るだけの体力の回復を待つ事に。西の空は茜色にそまっています。

そしていざ、出発。まもなく日は暮れて、夜道の走行となりました。

ここからは一部だけりんりんロード、残りの大部分は国道や県道の歩道を慎重に走りながら帰途へ。

ようやく家にたどり着いた時には、本当に両親に感謝しました。「丈夫な体に生んでくれてありがとう!」

後日談

前回のバテバテサイクリングに納得できない私は、もう一度同じコースを走ってみました。

無理をせず、低目のギアでゆっくりと。

結果、十分な余力を残して、自宅←→筑波休憩所←→岩瀬駅を走破。

人間、無理は禁物ですね〜(^o^)


庶民チャリダー

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