筑波山からの帰り道、偶然サイクリングロードを見つけました。
筑波山〜自宅の行程ですと2キロ程度しか利用しないのですが、路面の悪い歩道と比べると快適に走行できます。
調べてみると「つくばりんりんロード」(岩瀬土浦自転車道)というもので、その名の通り、JR常磐線土浦とJR水戸線の岩瀬駅とを結ぶ、自転車・歩行者専用道路でした。総距離は40.1キロ。更にこの道は、筑波鉄道の廃線跡を自転車道として県が整備したという事も分かりました。
ならば行くっきゃないってな事で、つくばりんりんロードの旅の始まりとなったのでした。
2008年7月某日。つくば市内から一方の起点である土浦駅へ向かいます。
ただ、出発点の正確な場所は地図サイトをいくら探しても見つかりません。とりあえず土浦駅の辺りを探せば見つかるだろうという軽い気持ちで出かける事にしました。
おおよその道は分かりますが、土浦市内の道はよく分かっていません。適当に走っていると亀城公園の前を通りました。土浦城の別名とか。かなり歴史のある建物のようです。
亀城公園
そこから街の案内板などを頼りに走り、ようやく土浦駅へ。が、りんりんロードではなく、まずは霞ヶ浦湖畔へ行くことにしました。
霞ヶ浦湖畔
湖畔にてコンビニで買ったおにぎりを食べて遅めの朝食をすませ、近くのダイソーで茨城県の地図を買い、いざ、出発地へ。こちらも駅前を適当に迷いながら走って案内板を見つけ、なんとかたどり着く事ができました。
つくばりんりんロードの土浦側起点
今回の目的地は、岩瀬までのちょうど中間にある筑波駅の休憩所。距離にしておよそ20キロ。
慣れた人なら一気にゴール地点の岩瀬まで往復できるのでしょうが、初心者&おじさんの私にはとてもそんな体力はありません。自宅→土浦、そして筑波駅→自宅までの約30キロも考慮しなくてはなりません。加えて真夏の暑さです。
今回のルートは土浦駅から、大雑把に言えば国道125号と平行する形で北上し、途中から筑波駅へ(地図で言えばわんわんランドの付近)へ向かうルートになります。
そんなこんなでいざ、出発。
出発して暫くは土浦市の中心部を走ります。さすがに建物がたくさんあり、ごちゃごちゃとした感じ。一時停止も多くて、走っては止まるの繰り返しです。
が、それもわずかな間だけ。土浦の市街地を抜けると一転してのどかな田園風景にかわります。
虫掛付近の蓮根畑。蓮の花が咲いていました
茨城県は蓮根の生産量日本一で、このあたりの特産品でもあります。
道の途中途中で駅のホームらしきものが。かつては筑波鉄道の駅だったのでしょうね。
筑波鉄道のホーム跡
のんびりと走り続けること1時間。藤沢休憩所に着きました。ここではトイレや水飲み場もあります。数名のライダーが一息ついてました。近くのお店でドリンクを補給する事もできます。
水分補給の後暫く休憩をして、筑波駅の休憩所へと向かいます。
こちらもやはりのどかな田園地帯を走り続けます。走るに連れて筑波山も段々と大きくなってきます。
暫く走っていると道の傍らになにやら案内板のようなものが。小田城の跡とか。
小田城跡
そこから先はかつて鉄道だったとは思えないほどの曲がりくねった道が少し続きます。おそらくは小田城跡を避けて道を整備したのでしょう。
それにしても今日も暑い。そういえば昨日が梅雨明けだったなぁ。
たまりかねてつくば市北条地区にあるスーパー「カスミ」でドリンクを補給し、しばしの休憩。カスミはつくば市に本拠を置く、地元のスーパーです。りんりんロードを外れるとすぐに駐車場。この先、一旦ロードを外れないとコンビニがないってのは知ってましたからね。
北条と言えば古くから筑波参詣道の入り口として栄えた町のようです。そう言えば自転車で最初に筑波山へ登った時も、ここ北条を通りました。その時はりんりんロードを横断しているのですが、全く気づかなかった。(^__^;
北条地区の案内板。黄色の線が登山道
そして北条と言えば水とお米の美味しいという点でも結構有名です。かつては皇室献上米を作っていたほどの実力があり、北関東有数の米どころでもあります。
北条を過ぎれば今日の目的地まであとわずか。暑さと足の疲れでバテバテですが(昨日は筑波山登山したしね)、最後の一踏ん張り。
ペダルを漕ぐに連れて、筑波山が近づいてきます。
筑波山
そして今日のゴール地点である、旧筑波駅へ。これでつくばりんりんロードの約半分を制覇しました。
筑波駅
少し休憩を取った後、一般道を通って自宅へ。家に着く頃にはすっかりと日も暮れていました。
次は残り区間である、筑波駅→岩瀬駅へ挑戦です。