雨引観音

冬こそヒルクライム、なんだそうだ

サイクリングロードの休憩所で休んでいると、初老の紳士といった感じのロードレーサー乗りの方が話かけてきました。

彼:「今日は暖かくて風もなく、絶好のサイクリング日和ですね。昨日は風が強くて大変だったので、ヒルクライムしてきました」

私:「ええっ?風も大変ですが、ヒルクライムの方がず〜っと大変では?」

彼:「実は山道は木々に囲われているので、風の強いこの時季は平地よりも楽しいんですよ」との事。

へぇぇ、そんなものなのかなぁ?ってもロードレーサー乗りさんは、私とは自転車の走行性能も脚力も圧倒的に違いますから、自分には縁がないかも?なんて、その時は話半分に聞いていたのです。

霞ヶ浦湖岸は結構楽しいですよ、なんて情報交換して別れた後、私は予定もしていないのに「つい、うっかりと」標高560mへ登ってしまったんですが。

その時、おっしゃる通りだなぁと実感。平地と違って林道は風もなく、水分を沢山飲んでいるのに、全て汗となってしまって、山を降りきるまではトイレにも行かなかった程。

そして帰りに平地走行していると、突然風が強まって車体が横に振られる有り様。これは、登山よりキツいかも?と思ってしまう程でした。

風も強く、花粉も多くなってきて、目からは涙を、鼻からは鼻水を垂らしながらの走行を余技なくされていた今日この頃、ちょっと走る意欲が薄れていたのですが、これに味をしめて、またまたヒルクライム(って程でもないが)です。

雨引観音

正式名称は「楽法寺」。西暦587年に開かれたという、由緒ある古刹です。公式サイトはこちら。

地図で調べると高低差もそれほどでもなく、練習にちょうどいいかも?なんて事で行ってきました。

つくばりんりんロード 雨引休憩所から出発

雨引休憩所からの行き方ですが、休憩所の南側(真壁休憩所寄り)の交差点を東へ行くと、県道に出くわします。そこには看板があり、道の途中にも案内板がありますから、迷う事はないですね。

平地のりんりんロードは風が強くて走るのに難儀しましたが、こちらの道は風もなく、冬とは言え昼間には気温&自分の体温も上がって、かなりの汗をかきました。

道が適度に曲がりくねっているのと、車もそれほど多くはないので、比較的登りやすかったです。とは言っても所詮は庶民チャリダー。途中で2回程水分補給&休憩しましたが。

雨引観音

途中で門が見えましたが、そのまま通り過ごして道の終着点である駐車場に到着。

こちら側の入り口近くにあった巨木に感動。スダジイというのだそうです。

スダジイの樹

そして本堂と、その隣には六角堂。

本堂

六角堂

そして孔雀が沢山放し飼いにされていました。(なんでかな〜?)

孔雀

少し下っていくと仁王門が。

仁王門

ここから急な階段を下ると山門があります。この時、「普通は山門から入って階段を登り、お参りするだろうが!」と自分にツッコミを入れてしまいました。だはは

ちょっとした観光地ですね

公式サイトを見てもらえば分かりますが、伝統と栄光にあふれた由緒正しきお寺。それなりに広告をしている事もあって、大勢の人がお参りに来ていました。

お寺の側にはレストランや宿泊施設もあるほど。屋台もありました。焼きそばを食べたかったけど、食べる場所がないので諦めました。

レストラン(手前)と宿泊施設(奥)

さて、帰ります

立派なお寺に感動し、帰る事にします。と、いつの間に来ていたのか、ロードレーサー乗りの二人連れが降りていくとこでした。結構自転車乗りにも人気がありそうですね。

下りは本当に気分爽快。これがあるから辛い山登りがやめられないんですね〜。

さて、楽しかったのはそこまで。帰りのりんりんロードも風が強く、涙と鼻水を垂れ流しながらの帰還となりました。

はっきりいって、登山よりも平地の走行の方がず〜っと辛かったです。T_T


庶民チャリダー

inserted by FC2 system