筑波山周辺の林道・坂道 〜 その2

林道北筑波稜線

地図
林道北筑波稜線
難易度
中級以上
特記事項
湯袋峠〜上曽峠間は4輪通行止め(自然保護のため)

全面舗装ですが、4輪通行止め区間(茨城県道150線〜7号線)である湯袋峠〜上曽峠間は落ち葉や折れた枝などが路面上に散乱しています。四輪通行止め理由は自然保護だそうですが、それ故に全くメンテナンスされていないのかもしれません。先日も梅雨の晴れ間に通りましたが、いきなり折れた枝が道の真ん中を塞いでいるわ、山肌から木が根こそぎ落ちているわで、危険な香りもたっぷり。デリケートな自転車は路面に注意が必要です。またあらゆる自転車にとっても、走行当日やその1週間程度まで遡っての天候に注意してください。

一方、きのこ山 〜 一本杉杉峠区間は路面の状態もよく、ロードの方をよく見かけます。

足尾山頂上付近では左右ハンググライダーの発射場があり、そのため景色が開けいます。眺めに関して言えばこの林道のハイライト。初めて訪れる方はちょっとだけでも足を止めて、是非この絶景を堪能して欲しいと思います。

東側(石岡市)の眺め

西側(桜川市)の眺め

ただし、前述のような理由から、きのこ山〜足尾山の区間ではパラグライダーやハンググライダーを搭載した車が結構通るので、暴走は禁物と思います。

お断り)ALPSLAB ROUTEのサービス終了に伴い、ルートラボへとそのサービスが変更になりました。このため、以前のようなきめ細かい地点の位置情報が得られなくなりました。今回の地図は正確さには欠けますので、予めご了承ください。

一本杉峠

峠は峠であって林道そのものではありませんが、後述するように、一本杉峠は次にご案内する林道丸山線との交点であり、かつ、これらの林道と交差する道は現実的にはロード車(2輪であれ4輪であれ)不可能のようです。よって、ロード系自転車にとっては北筑波稜線と丸山線は事実上の一本道になっているため、敢えてこの峠のご案内となりました。

茨城県道218号線

北筑波稜線と丸山線。これらの林道に交差する1本の県道があります。それは「茨城県道218号線」。これら林道と県道218号線の交点が「一本杉峠」となります。以下に一本杉峠で撮影した、県道218号線の桜川方面と石岡方面の案内板(注意版)を掲載します。

県道218号線 石岡方面

県道218号線 桜川市方面

いずれも未舗装で、どちらの方向にも「車両通行不能」と書かれていました。

参考までに、ルートラボを初めとして、主要な地図サイトでは茨城県道218号線の情報はほとんど掲載されていないと思います(交差する林道の方は詳しい地図サイトでは載っていますが)。因みに、この険道、基、県道の状況はこちらのサイトが参考になります。

丸山線も・・・

県道は未舗装だが、交差する林道は舗装路という、なんとも不思議な一本杉峠。以上のような理由から、林道北筑波稜線と林道丸山線は、オンロード車にとっては事実上の一本道だと申し上げました。

でも、丸山線もなかなかのものです。以下にその案内板(注意版)の写真を掲載します。

横断溝蓋が盗まれたらしい・・・・

そんなワケで林道丸山線を走る場合、排水用の蓋を見かけたら最徐行することをオススメします。

林道丸山線

地図
林道丸山線
難易度
中級以上
特記事項
横断用の蓋が盗まれている箇所多し。特にロード車は注意が必要です。

筑波山から加波山方面へと「林道北筑波稜線」を走っていると、一本杉峠に到達します。そのまま直進すると林道丸山線になります。

尚、一本杉峠から北側の道は、例えば私のように景色を堪能したくて「遅く走ってもふらつかないような仕様のクロスバイク」に乗っている極めて珍しい特例を除けば、サイクルスポーツ、あるいは、鍛錬の場としてロードで疾走しているっぽい方しか見たことがありません。

以上の情報と、北筑波稜線と丸山線はオンロード車にとっては事実上の一本道という点も含めて、走る・走らないをご自身で判断して欲しいと思います。

お断り)ALPSLAB ROUTEのサービス終了に伴い、ルートラボへとそのサービスが変更になりました。このため、以前のようなきめ細かい地点の位置情報が得られなくなりました。今回の地図は正確さには欠けますので、予めご了承ください。

林道今泉阿国線

地図
林道今泉阿国線
難易度
中級以上
特記事項
分岐の道が多い割には案内板などがほとんどなく、遭難に注意。

県道64号線今泉地区と、林道北筑波稜線(未走破)を結ぶ林道。地図はいきなり最高到達点からの下が始まっており、「普通は逆だろうが」と突っ込まれそうですが、それには理由があります。

元々その存在すら知らず、当初は北筑波稜線を走るつもりでいたら通行止め。たまたま今泉阿国線が迂回路として案内されていたので走ったからなんです。

この時は全体として下りだから単に楽しいという思い出しかないけど(そりゃ、当たり前)。登りの方は結構きついんじゃないかと思います。特に登り始めと最後の辺り。

路面状態は林道としては比較的良好です。ただ道幅があまりないため、特に下りでは飛ばしすぎは禁物です。

林道東山線

地図
林道東山線
難易度
初級 〜 中級
特記事項
落ち葉が散乱しているものの、路面の状態は良好です。

このルートのゴール地点(実際には起点になりますが)付近には雨引観音があります。

標高差は120メートル弱、それほどの激坂もなく、また、適度なアップダウンがありますのでヒルクライムが初めてという方にはオススメです。

林道東山線起点の看板

林道東山花の入線

地図
後述
難易度
初級 〜 中級
特記事項
路面は林道としては広く、また、舗装の状態も良好です。

地図ですが、ルートラボにはこの道の記載がありませんでした。主要地図サイトでは唯一この道の記載があったmapfanの地図です。県道41号線から花の入公園を過ぎてそのまままっすぐ登っていくと、林道東山線に合流します。

県道41号線にも「花の入公園」の案内などは見つかりませんでした。次の写真(側に池がある)を参考に入っていくと分り易いでしょう。

この場所から山側へ

そのまま花の入り公園を横目にひたすら真っ直ぐ走れば、やがて休憩所が見えてきます。と言ってもベンチがあるだけですが。

休憩所

休憩所を過ぎれば間もなく最高到達点に。以降は下りが続き、林道東山線に合流します。

最初は暫く登りが続きますが、やがて平坦になります。以降はアップダウンを繰り返しながら徐々に登っていくという感じ。東山線同様に、初心者向きと言えると思います。


庶民チャリダー

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