冬場の強風から逃れるために始めた筑波山ヒルクライム(と言えば聞こえは良いが、実際には歩くよりも遅い速度で登っているケースが多いです)。
当初は、強風吹き荒れる冬場と暑い真夏の時季はヒルクライム、それ以外の季節は平地をそこそこ走ろうと思っていました。しかし、悲しいかな、毎日着実に年老いているという現実があります。気がつけば季節に係わらず、近場である筑波山付近でヒルクライムしています。なんと言っても、手っ取り早いし。
それに平地ばかりを60〜70キロ走ると、必ず足が吊ってしまうという奇病が勃発(早い話が鍛錬不足&老化)。更には「平地ばかり走っていると、ちっとも登り坂がないじゃないか!」というワケのわからない不満(セーシン的にビョーキかも?)。
そんなこんなでいつの間にか地図を眺めては「あ、ここ登りやすそう♪」などと、新たなる坂道見つけてはを走るようになってしましました。
そこでこのコンテンツでは、筑波山の近辺の林道の情報を順次お伝えしたいと思います。また、林道以外の坂道についても記載します。
林道はその起点や終点があいまいな場合が多いです。○○林道と紹介しているのは、あくまでも途中でそんな案内板やら看板を見かけたという程度ですので、予めご了承ください。
また、路面状態の善し悪しはありますが、「一応」舗装されている場所をご案内します。
舗装が剥げて砂利道状態、山肌から湧き出した水が冬場には凍っている、雨続きだと林道が川状態になる、砂利がゴロゴロ、路面がデコボコになっている場所がある、落ち葉やら折れた樹の枝が路面に散乱している、等々、「一応」全面舗装路ではあるが、自転車にとっては悪路の場所が多い。特にロードやミニベロなどのデリケートな自転車は注意が必要。舗装路ながら、全てを走破するとなるとMTBが一番のお似合いでは?とさえ思います。
この坂はどちらを起点にするかが悩ましい。真壁側(林道酒寄線)との分岐から登りは緩い傾斜。でもそこまでの酒寄線が急坂。
一方、筑波山梅林側の出発は結構な急坂。でも、そこまではさ程キツい坂なしに登れる。
因みに私はほとんどの場合において、酒寄出発ルートを選んでいます。最初がキツくてもその後が楽だから。
そもそものお話しになりますが、このルートの出発地点まで登ってこられる方でしたら最高到達地点まで行ける体力は十分におかりかと。
ただひとつ気になるのは、洗濯板状の路面。ロードやらのデリケートな自転車で登っても大丈夫なのかどうかが分からないのが唯一の気がかりです。何しろ自分以外の自転車を見かけていないので。
路面に関して言えば、酒寄線程ひどくはありません。
路幅があまりない&地元の人はそこそこ通る&側溝があることもあり、車に追い越される or 行き違いの場合には自転車が一時停止しないと危ない場面もあります。
また、不動峠よりも短い距離でより高い標高に登りますので、平均斜度だけ考えるとかなりキツいと思います。
ただ、数ヶ所ですがほぼ平坦な場所が数ヶ所ある点(例えば不動峠は登りオンリー)と、白滝のところにはベンチがあるので、休憩ポイント(止まるにしろ走りながらにしろ)があるのが救いです。
そして、県道42号線との合流地点まで登れば、風返峠まではすぐというメリットがあります。
林道白滝線を途中で外れていくコース。いわゆる急坂・激坂はないけれども、長いだらだら坂が続くこのコースはけして楽ではないかもしれない。
でも、最悪の場合は自転車を押して歩くという条件も含めて考えると、初心者がチャレンジするにはもってこいの坂道だと思います。
更に上を目指す場合でも、筑波ふれあいの里が絶好の休憩ポイントとなりますし、時間があれば施設を見学するという選択肢も。
また、混雑時(年始、梅の時季、紅葉の時季)には県道42号線は勿論、その手前の41号線でさえも渋滞する時期は、筑波山神社へのてっとり早い迂回コースになっている点も魅力です。(県道42号線の合流地点までは激坂がありますが、距離が短いので自転車を押してもなんとかなるかと)
地図だけみると、道が曲がりくねっている分登り易いのでは?と思って、思わずチャレンジしてしまったこのコース。
確かに登り始めだけを考えるとそうでした。しかし、ヘアピンカーブって思った以上にキツかったです。まぁ、常に道路の左寄りばかり走っていたという理由もありますが。ヘアピンカーブでは、如何に足に負担がかからないようにコース取りをするか?という事に加え、安全面に考慮して登るのか?が鍵だなぁと思いました。
ただ、残念ながらそういう技術(?)も経験もなかったため、つい最近まで足が疲れるとかいう以前に、お尻が痛いので思わず自転車を降りてしまうという、自分にとっては難コースでした。
そんな自分の苦労とは無縁な方もいらっしゃいます。先日、坂道の最初からダンシングで登っていくクロスバイクを遠目に見かけました。う〜む、最初から最後までダンシングする脚力があれば、「お尻が痛い」なんて事には無縁なんでしょうね〜。
さて、ここは自分以外の自転車を滅多に見かけません。路面状態も道幅もそこそこなんですが。
ダンシングで登っていた自転車を見て思ったこと。おそらくは本格的に自転車に乗っている方にとって、敢えて走る程のコースではないのかもしれませんね。
因みにここは薬王院よりも上に行くと、林道酒寄線に合流できます。路面状態もよいのでこのコースを通って、と、これまでに何度かチャレンジしていますが。しかし、理由はわかりませんが、何故かほとんどの場合で工事中。2010年1月初頭の時点でも工事中でした。しかも工期が示されていないという・・・
あくまでも薬王院の見学に目的を絞った方が無難かと思います。
そうそう、その日。久しぶりにお尻が痛くならないウチに薬王院よりも上にある「工事中」の場所まで辿りつけました。それは新たなる庶民チャリダー奥義を体得したからです。それは・・・
「傾斜が緩い場所になると立ち漕ぎ」です。普通は傾斜の急な場所でするものなんでしょうが、そんな体力も脚力もありませんので。体に負担がかからない場所で敢えて立ち漕ぎ(ダンシングなどというかっこいいものではなく)して、どうにかお尻の痛さの限界に達しないうちに登りきれました。