霞ヶ浦湖岸探検隊

霞ヶ浦大橋の北側

これまで、霞ケ浦CRのご案内をしてきました。霞ケ浦の湖岸沿いに、潮来市牛堀から土浦市川口までのコース。ほぼ、湖岸沿いを走るCRです。

こちらは国土交通省のサイトでも記載されている程の大規模自転車道。それなりに情報はあります。

ではここで疑問。霞ケ浦CR以外の湖岸はどうなっているの?

そんな訳で早速探検に行ってきました。今回は、霞ケ浦大橋のかすみがうら市側から北上し、石岡市から南下。小美玉市→行方市(旧、玉造町)を、湖岸沿い走るルートです。

大雑把なルートはこちら

大橋かすみがうら側→愛郷橋

今回のスタート地点

今回のスタート地点である、霞ケ浦大橋のかすみがうら市側に到着。今回は湖岸沿いの道路ではなく、県道118号線と国道354号線を使って出発地へ来ました。

そのまま直進(写真で言えば左から右に進んでいます)すれば霞ケ浦CRですが、今日はこのまま国道を渡って(写真で言えば奥へ)進行するため、一時停止。

と、湖岸道沿い(写真で言えば手前側)から走ってきたロードレーサーが一時停止してこちらをじっと見ています。

どうやら私を先に行かせようとしているようです。ロードレーサー、いや、自転車を愛する人達の意識の高さに驚かされました。方向が違うので、私がお先にどうぞ!と合図すると、彼は軽く一礼をして霞ケ浦CRへと向かいました。

湖岸沿いをひた走る

湖岸沿いは今日も大勢の釣り人で賑わっています。

大橋から北側すぐのあたりは、本当に釣り人が多いです。きっと、よく釣れるポイントなのでしょうね。

虹の塔をかすみがうら市側から臨む

堤防沿いの道

移り行く風景

暫く走り続けると、対岸との距離が徐々に狭まってきました。

対岸との距離が狭くなっている

その後、道は大きく左へ(西へ)と曲がります。すると、途端に景色が変わりました。湖がやや広がり、また、遠くに筑波山も見えます。

霞ケ浦と筑波山

あまりの景色のよさに自転車を停め、しばし風景を堪能しました。

すると、すれ違ったロードレーサーが、こちらを不思議そうな面持ちで観察しています。「一体全体、何をしているんだろう?」とでも言いたげな表情です。

こちらもそのロードレーサーを、やや不思議な印象を持ちながら見送ります。「なぜ、こんなによい景色を堪能しないの?」

一心不乱に前方を凝視してひた走るロードレーサー。

一方、いつでもキョロキョロと景色を見ながら走り、気の向くままに自転車を降りて景色を眺め、写真に撮っている私。

自転車で走る目的が根本的に違っているんでしょうね。そりゃぁ、お互いに理解しろというのは無理な相談です。

路面はだんだんと悪くなり

そのまま湖岸沿いを走ると、砂利道になりました。

 砂利道

少し走ると、「西浦中岸 37.00Km」の標識が。

西浦中岸37キロ

そのまま走ると、西浦中岸から37.5キロの案内が最後となりました。

砂利道よりひどい舗装路→愛郷橋へ

砂利道はやがて舗装路へと変わります。このあたりではすでに霞ケ浦から恋瀬川へと変わっているのでしょうが、ただ、そのような案内板が見つけられませんでした。

舗装されているとは言っても、砂利道よりも路面は荒れておりました。

向こうには愛郷橋が

そのまま橋を渡って、コンビニで一休みです。

ロードレーサーって凄い

コンビニで水分と間食を買って一休み。出かけようとした時に、ロードレーサー乗りが到着。「この辺りはあまり食事をするところがないですね。しょうがなくコンビニで何か食料補給しようと思ってます」と話しかけてきました。

聞けば、船橋から車で近くまで移動。これから霞ケ浦を一周するつもりなのだとか。

これからって・・・・もう、午後0時30分を過ぎているんですけど。。。一周すると100キロくらいあるんですけど。。。

「霞ケ浦沿いでは滅多にコンビニも自販機もないですから。見かけたら絶対に立ち寄って」とアドバイスをして別れます。

再び「湖岸」沿いの旅へ出発

ここからは、愛郷橋北側から道の駅玉造を目指す旅となります。

湖岸沿いに目をやりますと、湖岸(堤防)側は未舗装の獣道(笑)、ちょっと離れると舗装路が見えます。

 舗装路(左)と獣道(右)

今回は「湖岸沿い」を調査するのが目的ですから、もちろん獣道の方へ行きます。

獣道もやがて砂利道、そして荒れた舗装路へとかわり、車道に出くわします。

国道355号線。小玉美市との境界

獣道を走っても、舗装された道を走っても、結果としてはなんら変わりがないようでした。そもそも湖岸沿いではなくて、恋瀬川の川縁です。わはは。

そのまますぐに湖岸沿いへ向かいます。

霞ケ浦左岸へ

湖岸に合流すると、これまでは「中岸XXキロ」だったキロ表示が、「左岸XXキロ」へ変わります。この距離は霞ケ浦大橋に向かうにつれて数値が小さくなっていきます。恋瀬川との合流地点を境に、中岸と左岸に区別されているようです。

左岸34キロ地点

そう言えば釣り人が減ったなぁ

こちらでも大勢の釣り人を見かけましたが、中岸と比べるとその数はまばら。同じ霞ケ浦でも釣れるポイント、そうじゃないところがあるんでしょうね。(筆者注釈:その後に走って気づきましたが、この辺りは釣り禁止でした。そりゃぁ、釣り人がいるわけがない・・・)

ゴール地点の「道の駅玉造」は、はるか先です。

虹の塔(写真では確認できませんが)

ひたすら走る

湖岸沿いの道路は舗装されており、釣りの為に道端に車をとめている人も少なく、なかなか快調に走れます。

特に休憩ポイントもないので、今日のゴールを目指してひた走ります。

道の駅はまだ遠く

やがて砂利道に

どうにか道の駅の近くまで来ました。すると舗装が途絶えます。

ゴールはすぐそこ

暫く砂利道を走るとすぐに舗装路へ。そしてようやく道の駅のすぐ側まで来ました。

 左へ行けば道の駅

上の写真の分岐点を左に行けばすぐにゴールですが。しかし「湖岸沿い」を走るために右の砂利道へと移動します。

砂利道はすぐに終わり、舗装路に変わると大橋の下をくぐります。

大橋下のトンネル

このまままっすぐに進めば霞ケ浦CRと合流しますが、そのまま国道を引き返して、ようやくゴールとなりました。

 道の駅玉造付近

やっぱり暗くなっちゃった

土浦のりんりんロードについた時には、日の入り間近です。まだまだ視界は十分ですが、ライトを点滅させて走ります。

やがて陽は沈んでしまいました。と、雲が茜色に染まっています。

茜色に染まった雲

こんな光景って、以前に見たのはいつだろうか?しばし空を眺め入ります。(こんな事ばっかりしているから遅くなるんだよね)


庶民チャリダー

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