霞ヶ浦湖岸探検隊

霞ヶ浦サイクリングコース 〜 その1

今の私の当面の目標は、霞ヶ浦を一周する事です。湖側の道路をのんびりと。2〜3日がかりで一周できればなぁ〜、というのが当面の目標です。そんなわけで様子を見に行ってきました。2008年9月の事です。

サイクリングロード土浦側から道の駅玉造までのコースはこちら

霞ヶ浦

霞ヶ浦は、日本で二番目の面積を誇る湖です。私は日本では大きい方の湖をいくつか見てきましたが、それにしても「とぉ〜っても広い」と思うのが霞ヶ浦です。面積は日本で2番目ですが、周囲延長では日本一の長さだそうです。

同時に日本有数の汚さを誇る湖でもあります。

摩周湖(透明度日本一、世界第二位)は遠目でしか見学できないのでなんともいえませんが、支笏湖(透明度国内二位)は岸辺では湖底が見える程透き通っています。その他、阿寒湖、洞爺湖、十和田湖などの奇麗な湖は、晴れた日には青く見えます。

しかし霞ヶ浦は、晴天の日でも薄汚れた灰色がかった緑色にしか見えません。

かつての霞ヶ浦の名物はワカサギだったり鮎だった(綺麗な水にしか住めない)ようですし、帆引き船に代表されるように、そんなに汚なかったとは思えないのですが。。。。

このあたりの事情は、ウィキペディアが参考になります。

自転車道について

今日のコースは大規模自転車道である「一般県道潮来(いたこ)土浦自転車道線」(通称、霞ヶ浦自転車道)の一部を走ります。終点の土浦から起点の潮来を目指し、その途中にある「道の駅玉造」へ行き、まずはそこで休憩と。

自転車に乗ったライダーや、ウォーキングしている人、釣り人。また、そろそろ蓮根の収穫期なのでしょうか?農家の方が道端に車を止めて作業をしている光景がたくさん見られました。

霞ヶ浦湖畔の道路。左手霞ヶ浦、奥は土浦市街

たくさの釣り人と鳥たち

湖岸沿いの道を東南に走らせますと、たくさんの釣り人に出会います。そして大勢の鳥も。

吊り竿をたくさん投げ入れている

優雅に泳ぐハクチョウの群れ

それにしても湖岸は風が強い。遮るものが何もないからでしょう。いまは9月ですからまだよいですが、冬になると辛そうな予感。。。

ここが始まりかな?

暫く走らせますと、歩行者・自転車専用レーンが現れました。おそらくここが霞ヶ浦自転車道の一方のスタート地点かと思います。ただ、自転車道の案内板は見当たりません。

 左が車道、右が歩行者・自転車専用レーン

歩崎公園と水族館

程なく歩崎公園・水族館に到着。公園にはトイレや売店もあります。数人のライダーが休憩していました。

水族館に入りたいところですが、しかし今日はそんなに時間の余裕がありません。少し休憩して出発します。

余談ですが、水族館の敷地内に入りますと、帆引き船発祥の地の石碑が建っておりました。

霞ヶ浦大橋へ

自転車道のスタート地点から霞ヶ浦大橋までは、ごく一部区間車道を走りますが、それ以外は歩行者・自転車専用レーンがあって快適に走行できます。っても、数キロで霞ヶ浦大橋まで着いてしまいましたが。

常に歩行者・自転車側が一時停止になるりんりんロードとは違って、交差する道路も少なく、車や歩行者や自転車に気をつけていれば、りんりんロードよりはず〜っと走りやすかったです。

 霞ヶ浦大橋(かすみがうら市側)との合流点

今日のコースはこのまま国道を渡って直進するのですが、敢えて右折します。その理由は・・・・

霞ヶ浦大橋歩道からの眺め

この橋は仕事上の理由で車では何十回も通っていますが、車を止めて景色を眺めるなんて事はできません。しかし今日は歩道を走行。是非一度じっくり眺めてみたかったのです。加えて道の駅玉造で休憩やら補給したいという理由もあります。

道の駅 玉造

大橋を渡ると、行方市の玉造地区(旧玉造町)に到着。ここには道の駅やレストランや売店(過去形。2008年9月時点のお話)、広くて掃除の行き届いたトイレがあります

右手前が道の駅玉造。左手奥がふれあいランド

 虹の塔。展望台もあります。

時刻は午前11時半。玉水苑で食事を補給します(注釈:2016年7月現在、営業はしていないようです。)。中にはレストランもありますが、何度も利用しているのと、今日は天気が良いので、鰻まぶしおにぎりと、串カツ(3本入りで250円と激安&さくっとしてて美味しかった)を買って外で食事にしました。

もともと屋外で食事をするのが好きでしたが、自転車に乗るようになって益々その傾向に拍車がかかったようです。お日さまの光を浴びるのはとっても気持ちがよいです。

再び大橋を渡りかすみがうら市側へ

食事とお散歩(自転車で)も済み、大橋を渡って本日のコースへ戻ります。

霞ヶ浦大橋のかすみがうら市側から、恋瀬川サイクリングコースの起点へ行きます。

ルートはこちら

こちらでも大勢の釣り師がいました。また沢山の鳥も。

そう言えば今日は沢山の鳥を見ました。白鳥、背が白いカモメ、背が黒いカモメ、鵜らしき鳥など。(また、堤防の外側に広がる蓮根畑の方ではたくさんの白鷺をみかけました。そういえばツバメもたくさんいましたね。)

白鳥やカモメなど、魚を餌にする鳥がたくさんいるという事は、それだけ豊富な魚類が棲みついているからに他なりません。

私にとっては汚いとしか言いようがない霞ヶ浦も、生き物にとっては大切な、そして豊かな資源なのだと、改めて気づかされました。だからこそ、大勢の釣り人で賑わっているのです。衰退してきたとは言え、まだまだ漁業も盛んです。小さな漁港もたくさん見ました。国土交通省の水浄化に対する取り組みの看板もあちこちで見かけました。

人や自然の力で、少しでも水が奇麗になってくれればいいなぁと思います。だって、私は霞ケ浦の水を飲んで生きているのですから。

距離表示の謎

ところで、湖岸道路を走っていると、距離表示がところどころで出現します。500メートルから、1キロおきに。

 キロメートル表示

写真は、西浦(北浦に対して、明示的に霞ヶ浦を表示する意味があると思われる)「中岸」から25キロを意味します。この数値は土浦側から霞ヶ浦〜大橋〜大橋を渡った側へ移動する程、大きくなります。

中岸とは何か?距離はどのように増えて(あるいは減って)いくのか?こちらは別の機会に調べてみますね。


庶民チャリダー

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