国営ひたち海浜公園

はじめに

茨城町〜ひたちなか市の海岸沿いを適当に走っていたら、国営ひたち公園に出くわしました。名前は何度か聞いた事があり、興味もあったので入園することに。

ところで、どこに自転車を停車(というか、立て掛け)ればよいかなぁ?等と場所探しをしていたら。

出口からスポーツバイクを「押して」出てくるカップルを発見。これはもしや?と思い公園の係員に尋ねてみると、「自転車の持ち込みは大丈夫です。ただし、“サイクリングコース”までは絶対に自転車を押して移動してくださいね」との事でした。

なんと、公園の中にサイクリングコースがあるというではありませんか。しかも、自転車持ち込みオッケー。すぐに入場券を買って中に入りました。

データシート

対象者と自転車の種類
誰でも・どんな自転車でも。例え自転車を持っていなくても大丈夫です。レンタサイクルがありますから。
アクセス方法
最寄り駅のJR常磐線勝田駅からのルートはこちら。でも、上記の通りですので、公園へ直接車やらバスで乗り付けても大丈夫です。

サイクルセンターとサイクリングコースの始点・終点

パンフレットを見るとサイクルセンターまでは自転車走行禁止。そしてサイクルセンター(後で分かりましたが複数ある)からはサイクリングコースになっているようです。ようやくサイクリングセンターまで辿り着きますと・・・・

 サイクリングセンター

大勢の行楽客(家族連れが大部分)が次々と自転車を借りていました(有料)。

 サイクリングコースの出入口。

サイクリングコースは実に大勢の、そして多種多様な人達で賑わっていました。スポーツサイクルを持ち込んでいる人も結構見かけましたが、何よりも圧倒的多数派は自転車をレンタルして走る親子連れなり、カップルなりで。お子ちゃまから年配の方まで、まさに老若男女入り乱れての様相です。

ここでふとした疑問が沸き起こります。「この公園ではなぜこんなにも自転車利用者が多いのか?」

自転車乗りがそこかしこで見られ、スポーツサイクルショップが何件もあったつくば市とは違い、茨城の県央・県北地区ではそれらはたまに見かける程度。とても自転車熱の高い場所とは思えないのですが・・・・

ま、何はともあれ出発です。

サイクリングコースとシステム

サイクリングコースは国営ひたち海浜公園のサイトをご覧ください。

公園内には4つのサイクルセンターと6つのエリアがあります。サイクリングコース利用者は各エリアにある駐輪場に自転車を停めて、各エリアを(歩いて)散策する、というシステムになっています。

みはらしエリアにあるみはらしの丘。青い花はネモフィラというものだそうです。

みはらしの丘から茨城港を眺める。

草原エリアの花畑

砂丘エリアから眺める海岸線

プレジャーガーデンエリア

サイクリングコースの特徴

自転車専用(歩行者禁止)

 歩行禁止の注意書き

世の中にはサイクリングロード、ありはサイクリングコースと言われる場所はたくさんあると思いますが。大抵の場合は「歩行者・自転車専用道路」だと思います。ウォーキングをする人に加え、犬を連れている人・小さなお子ちゃま・ご年配の方々のお散歩等進路の予測不可能な方も少なくありません。

しかしここは自転車専用です。一部対面通行の場所もありますが、自転車の一方通行の場所もあります。そういう意味では歩行者・自転車専用道路に比べると比較的安心して走れるというメリットがあります。

※勿論、走っているのは「普通の人々」ですから、無理に飛ばしたりは禁物ですよ。

ルートを自在に選べる「サークル」

コースを走っているとエリアごとにコースが円形になっている場所に出くわします。文字通り「サークル」という名前です。

まつかぜサークル

コースが円形になっている

あらためてサイクリングコースを見ると、サークルを起点として任意のエリアへと向かえる事が分かると思います。高速道路で言えばインターチェンジ&双方向に移動可能な場所と言えばお分りいただけるでしょうか?

こうやってサークルを利用する事により、自在にコースを回る事が可能になっています。

感想など

冒頭の方で「「この公園ではなぜこんなにも自転車利用者が多いのか?」」と述べました。ひと通り公園内を走ってみてその理由はなんとなく分かりました。「こんなにも広い公園を歩いて移動したのでは日が暮れても公園内を回りきれない」という事です。

特定のエリアだけを目的に来た方(特に乳幼児連れ)の方はともかく、公園内をひと通り散策しようとしたら自転車抜きというのはちょっと無理があります。

それと、自転車持ち込みオッケーという事もあり、スポーツサイクルで走っている人も大勢見かけました。そんな場所だからなんでしょうが、例えばこんな場所↓で昼食休憩を取っている人が私のように・・・・

プレジャーガーデンエリア(にあるそよ風キッチンで食事)

ヘルメット・レーパン・サイクルジャージ・グローブ・ビンディングシューズ姿であっても、誰にも奇異な目で見られる事がなかったというのは嬉しい限りですね(笑)。

自転車乗りの方への念押し

くどいようですが、ここのサイクリングコースを走る人の大部分はごく一般的な老若男女であり、けしてスポーツサイクル乗りではありません。まっすぐ進めない小さなお子ちゃま同士が幼児用自転車で衝突したのを見ましたし、また、なんて事のない上り坂でも自転車を押して歩く人が大部分です。

間違っても「車が来ない安全な走り放題のサイクリングロード」だなんて事は夢々思いませんように。特に意識の高い自転車乗りの方であるのならば、「自分以外の自転車が最優先」と思って乗ってくださいね。

余談

公園・自転車持ち込み可能・レンタサイクルの3つのキーワードを並べてみると、どこかで聞いたような気が。どこだっけ?・・・・

国営昭和記念公園でした。(自転車に関する情報

ここは確か秋桜が有名なところで。歩いて園内を散策した事があります。ただ、その時は自転車生活を送っていたわけでもなく、レンタサイクルとか自転車持ち込み可能とかいう情報を聞いても「ふぅ〜ん?」という感じでした。

今にして思えばなんと勿体無いことを。

これはもう、機会があれば是非再度訪れてみるしかないな。(特に本社に強制送還された暁には・・・)


庶民チャリダー

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