あけぼの山農業公園&手賀沼

冬〜春にかけて筑波山ヒルクライムに明け暮れました。初夏の今日この頃、筑波山は一通り走ったかな〜?という満足感と、日が長くなったので遠出したいなぁ〜、という欲求が頭をもたげてきました。

でもそこで問題が。「どこを走ろう?」近場のサイクリングロードは一通り走ったしな〜・・・・いろいろ考えたけど、やっぱり県外へ進出しない限り、満足できないという結論に達しました。

というわけで、もっとも近い県外地域である柏市へ行こうとなりました。目的は手賀沼サイクリングロード。ついでにあけぼの山農業公園にも寄ってきました。2009年5月3日。柏へいざ!出発〜。

地図はこちら

新大利根橋

新大利根橋は、茨城県取手市と千葉県柏市を結ぶ、利根川にかかる大きな橋です。まだ一度も渡った事がなく、この橋を渡るのも今回の目的の一つです。この橋は有料ですが、歩道は無料で利用できます。歩道にはたくさんの自転車が走っていました。

新大利根橋の取手側

利根川のまん中、茨城県と千葉県の境界線の付近で記念撮影してきました。橋はやっぱり歩道を渡るのが楽しいです♪

利根川の中央部

この橋はとぉ〜っても長いです。柏市側では利根川の土手のその外側にも土手があり(おそらくは水位が増えた時の緩衝地帯かと)、並みの長さではありません。地図サイトで計ってみたら、2.5キロもの距離がありました。

は〜るばる、来たぜ、柏へ〜♪

やがて「柏市」の案内板が。私は北海道出身ですが、柏は人生で最も長く住んだところ。第二の故郷です。そして、茨城県を越えて千葉県へと進出した証しでもあります。

千葉県柏市

この場所はまだ橋の途中ですが、ここで橋を降りる事もでき、利根川の上流方向にサイクリングロードが見えました。是非一度走ってみたいですが、今日の目的は別。先を目指します。

布施弁天

橋を渡り終えると、農業公園は目と鼻の先です。と、その前に、布施弁天を訪れてきました。農業公園に隣接して、布施弁天(紅龍山布施弁天東海寺)があります。関東三大弁天のひとつで、一度訪れようと思っていましたが、結局行かず終いでした。この機会にお参りしてきました。

布施弁天

あけぼの山農業公園

風車と花畑が有名なあけぼの山農業公園。一年を通じて様々な花を楽しむ事ができます。GWの真っ只中とあって、大勢の家族連れで賑わっていました。

風車と花畑

園内には様々な施設があり、とても紹介しきれませんが、一番印象に残ったのは日本庭園です。また、時季は終わってしまいましたが、さくら山は桜の季節に是非訪れてみたいと思いました。

日本庭園

この公園は以前に一度だけ遊びに来た事がありますが、お酒を飲んでバーベキューしただけでした。改めて訪れてみると、こんなにも見所があるんですね。

まだまだ見足りないという気持ちでいっぱいでしたが、今日は先を急ぐ旅。手賀沼へと向けて出発です。

手賀沼自転車道

手賀沼は勿論よく知っていますが、それは中央部のみ。今日の出発地点である北柏方面へ、案内板などを頼りに適当に走り、なんとか辿りつきました。

今日の目的は手賀沼の南側(柏市側)と手賀川です。この区間は大規模自転車道の一部で、正式名称「一般県道我孫子流山自転車道線」、通称手賀沼自転車道です。完成すれば、手賀川と利根川の合流地点から、手賀沼南岸、柏市内、利根運河南側を通って、江戸川にまでおよそ30キロもの大自転車道になります。

手賀川へ向かって、いざ、出発〜。

広い広い道と大勢の人々

まず驚かされたのは、その道幅の広さです。場所によっては歩行者用レーンと自転車用レーンがきちんと分かれている程。レーン分けしているなんて、つくば市内の歩道以外では初めてみました。

自転車道のレーン

そしてこの広さが必要である事を納得させる、大勢の人々。ウォーキング、ジョギング、お散歩、スポーツバイク、そしてなんと言っても大勢のシティサイクル(特に家族連れ)で大変賑わっていました。茨城とはやはり周辺の人口密度が違いますね。

ただ、レーンが分かれているとは言っても歩行者には関係ないわけで。大勢の人が行き交うこの道でかっ飛ばすのはあまりにも無理があります。自転車だってシティサイクルでのんびり走っている人、真っ直ぐに進めないお子チャマだっていますしね。

意外と綺麗になったなぁ

手賀沼と言えば、かつては日本一汚い湖沼として悪名高いところでした。夏場に近くを通ると異臭が漂うため、近づくのはいやでしたね〜。しかし行政やら市民の努力の甲斐あって、今では汚さワースト10の圏外になりました。少なくとも、異臭は感じられませんでしたね。

この手賀沼の浄化に大きな役割を担っているのが、北千葉導水路です。他にも利根川の水を首都圏に送る事や、洪水を防ぐ目的があるのだそうです。詳しくはこちらのページで

その事業内容を知る事ができるのが、北千葉導水センターです。

北千葉導水ビジターセンター

その汚い手賀沼も、かつては泳ぐ事も出来たそうです。いつかまた、泳げる程の綺麗さを取り戻して欲しいですね。

手賀沼

充実した休憩施設

ヒルクライムやら川沿いのサイクリングロードを走っていて一番困るのが休憩施設。まず滅多にお目にかかれませんからね。

しかし、手賀沼ではあちこちにベンチやらの休憩施設があります。また、北柏寄り〜手賀大橋のあたりまでは、北千葉導水ビジターセンター(入館無料)、道の駅しょうなんなど、トイレにも困りません。

手賀大橋〜手賀川

手賀大橋を越えるあたりから、シティサイクルやらお散歩の人々が減って来て、快調に飛ばせるようになりました。

そしてあっという間に、河川管理境界へと到着しました。

道路を渡って手賀川へと突入です。

手賀川沿いのコース(南岸)

ここまで来ると、歩行者はゼロ。数台のシティサイクルとすれ違っただけです。気分よく飛ばして行きます。

行き止まり

と、突然舗装が途絶えてしまいました。クロスバイクだから走れない事はないですが、念のため来た道を引き返し、橋を渡り、手賀川の北岸へと移動します。

先は砂利道

手賀川北岸

橋を渡ると、ちょっとした砂利道の先は舗装路。迷わず言ってみます。

手賀川北岸

しかし、やがて完全な行き止まりになりました。現在、舗装工事中。なんと有り難い事に自転車道を作っているとの事。この道が完成すれば、おそらくは利根川との合流地点付近まで一気に行けるはず。

工事中で行き止まり

脇に一般道も見えますが、こちらも通行止め。

一般道を通って、手賀川の北側を北柏駅へと向けて引き返します。

手賀沼遊歩道

しばらくは一般道を走っていたのですが、ふと見ると、沼の北側にも遊歩道があるのが分かりました。合流できる箇所を見つけて、遊歩道へ。

手賀沼遊歩道

こちらは道幅も狭く、最徐行しながら北柏駅方面へと進みます。南側の賑わいとはうって変わって、静かな散歩道です。

五月や藤など、季節の花を堪能しながら、ゆ〜っくり、ゆ〜っくりと進みます。

五月

藤棚

やがて大勢の人で賑わっている場所に出くわしました。手賀沼親水広場です。その名の通り水と親しむ事ができる広場や水の館がありました。水の館ではプラネタリウムもあるせいか、建物の中も大勢の人で賑わっていました。

親水広場と水の館

のんびりと手賀沼北岸を楽しんでいると、やがて北柏駅が近づいてきました。

感想

手賀沼の北岸は当初予定になかったのですが、訪れてみると見所がいっぱい。走りを楽しめる南岸と併せて、手賀沼にはたくさんの楽しみがありそうですね。また遊びに来なくちゃ。

それにしても、長年柏市民だった自分が全く知らなかった事がたくさんあって驚きました。今やつくば市民ですが、かつて以上に我が第二の故郷柏や周辺の事を知る事になるとは。これも自転車というものに出会えたお蔭ですね。

これだから自転車は止められない♪


庶民チャリダー

inserted by FC2 system