三度目の筑波山

さてさて、私が購入したのは。通称、MTB(マウンテンバイク)ルック車。

外見はマウンテンバイク風ですが、あくまでもシティサイクル。未舗装の山道など、悪路を走るような強度はなく、また本物のマウンテンバイク(MTB)のような軽さもありません。

ただ、変速機が21段あるので、上り坂にも平地の走行にもそこそこ勝れているのが購入の一番の理由です。

また、交通量の多い車道を走る事(特に下り道)や、道路の脇が深い側溝になっている事も考慮して、自転車用のヘルメットも購入しました。

荷物も更に減らし、必要最低限に。

筑波山神社まで登りました

けして走りを追求した造りの自転車ではありませんが、そこは山登りを目的としたMTBルック車。暑さ故に所々で休憩を余儀なくされましたが、それでもママチャリよりは随分と楽に登れます。

どうにかこうにか大鳥居すぐ近くの駐車場に着いたのはお昼ちょっと前。今日はそこそこの時間で登ってきました。

 大鳥居前の駐輪場で一休み

自転車を漕いで登ってきた私を見て、登山の格好をした壮年の男性が驚いたように話しかけてきます。「ここまで自転車で登ってきたの!?」

若い人ならともかく、こんなおじさんが自転車でわざわざ登って来たことに驚いたのでしょう。前回、前々回はママチャリで登った話をしたら呆れたようでした。

しかし話を聞けばこの男性、これから山に登るのではなく、午前中に登って降りてきたそうです。あなたの方が凄いってば(^_^;

バスでTX駅まで行くこの男性を見送って、しばしの休憩。いつものように土産店でソフトクリームを食べました。

後でわかった事ですが、この日は関東地方に梅雨明け宣言がなされた日。あまりの暑さに、涼を求めて求めてまたまたケーブルカーに乗ることにしました。

 ケーブルカー

七夕祭りの日だった

ケーブルカーを降りると普段とは違った華やかな雰囲気。今日は七夕祭りの日だったのでした。7月7日でもなく、また、月遅れの8月7日でもなく、7月下旬のこの日に七夕とはちょっと面食らってしまいましたが、賑やかな雰囲気は歓迎です。

 筑波山の七夕飾り

まずは納得して下山&帰路へ

そしてより高い位置にある「つつじヶ丘」へ自転車では行けない(通行不可)と聞き、自転車での筑波山登山に一区切りつける事にしました。(作者注:その後の調査によりこの制限は2006年に撤廃された事がわかりました。)

筑波山神社からは下りの連続。ペダルを漕ぐことは一切なく、適度にブレーキをかけ続けて麓へと下ります。

ここでもMTBルック車の威力を発揮。ママチャリと比べるとブレーキの制動能力に優れ、また、フラットバー故乗車姿勢も安定しています。見通しの悪いカーブ手前で後方から来る車をやり過ごし、登りの大変さがウソのように、あっと言う間に麓まで下ってきました。

 筑波山麓。写真中央に大鳥居が見えます

今回で自転車での筑波山神社への登山も三度目。「自転車を漕いで筑波山神社まで行く」という点についてはこれで満足です。ええ、筑波山神社については・・・

でも、しかし。「いつか絶対に足をつかずにお前を登ってやる。それまで待っていろよ〜、つくば道!」と心に誓ったのでした。

・・・今にして思えば私の自転車ウマシカ生活はここで始まったんだなぁ。


庶民チャリダー

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