そんなわけでまずは筑波山神社まで自転車で行ってみよう。そう思ってのサイクリングでしたが、自転車にたいして何の知識もない上に、はじめてのサイクリング。仕方がない事とは言え、失敗の連続でした。
残ったものは後悔くらいしかないかも? あはは。
私が選んだのは県道139号を行くルート。筑波山神社までほぼ一直線に行く道です。急勾配区間に限定するとこんな事になっています。
平均勾配17%って、かなりの激坂ですよね。しかも、ここは住宅地。水平→急坂→水平→急坂・・・・の繰り返しの「平均が17%」ですから、急坂の部分は軽く20%は超えるかと。
しかしその時はこの坂がそんなに大変だったとは想像もつかなかったのです。
しかし実際のところ、歩いて「下って」来た観光客らしき女性二人が、「恐い、恐い」を連発しながら、恐る恐る歩くような道だったのでした。
こんな勾配が延々と続く
最初の数百メートルはなんとか自転車を漕いで登りましたが、疲れというよりも夏の日差しと激しい運動で体温が急上昇。木陰を見つけては休み、また漕いでを繰り返し。ついには自転車を押して登る事にしました。残り約1Km程度。はぁ、ゴールは遠いぜ。
私はかなりの汗っかき。だから綿のポロシャツに綿のカーゴパンツ。Tシャツの替え4枚とズボンの替え3枚とタオル3本。
更には熱中症対策として、小型のクーラーバッグの中に凍らせた保冷材と濡れタオル、ペットボトルが2本。
とにかく、重い(当たり前)。
そして綿という素材。汗をよく吸い、匂いもあまり気にならないのですが、吸った汗の水分はすぐには乾かない。更に重たくなる。
徒歩で歩くのも大変なのに、こんな重たい荷物を背負って(推定30Kgくらいはあったかと・・・)自転車を押して登山するのですから。そして真夏の太陽が容赦なく照りつける。
少し歩いては休み、少し休みを繰り返し。大鳥居に着くまでに、昼食休憩を含めてなんと5時間もの時間を費やしてしまいました。
大鳥居とマイ「ママチャリ」
とっても大変だったけど、でもこれだけの高さを登って来たんだなぁと、ちょっと感激。
せっかく筑波山神社まで登ってきたので、ケーブルカーを使って山頂まで行ってきました。
大鳥居の近くから見た風景
ケーブルカーで下り、いざ自転車へ。ここからは曲がりくねった42号線を行くことに。来た道は、歩いて降りるのも恐い程の急勾配。とてもブレーキが持つとは思えないからね。
麓から2時間もかかった道のりも、帰りはペダルを漕ぐ事もなく、それどころかブレーキをかけ続けてもあっと言う間の出来事。10分もかからずに降りてきちゃいました。
気分爽快! 来週もまた来ようと心に誓ったのでした。
さてさて、途中で足をつりながらもどうにか無事に帰宅。めでたし、めでたし・・・と言いたいところですが。
自身は気づいていない致命的な失敗があと二つ。それは次回に。