なんで唐突に自転車?

私は茨城県つくば市に住んでいます(2012年1月時点の情報です)。つくば市には数年前まで、東京とを結ぶ鉄道というものがありませんでした。

しかし2005年秋、つくばエクスプレス(略称、TX)の開業により、つくば駅と秋葉原駅が最短45分で結ばれるようになりました。

とは言っても鉄道のなかった街。駅はできても、駅への、あるいは、駅からの公共の交通手段が殆ど無いに等しい状況は変わりません。皆、車で移動しますからね。

鉄道よりも先に街ができたせいで、駅前のロータリーもありません(2011年年にロータリーが完成しました)。本社から「TXで行くから迎えに来て」と言われても、有料駐車場を借りなければ、車を止めておく場所すらないのです。駅周辺は降車のための一時停止以外は、駐停車禁止ですから。まぁ、一時が万事、こんな感じ。

そこで便利なのが自転車。四輪自動車だと駐車料金は時間単位ですが、自転車だと丸一日でも100円~150円。主にプライベートではありますが、たまには仕事でも自転車&駐輪場を使います。

職場や自宅から駅までの距離は2Km弱。仕事上の都合で自宅から会社へもいきますが、それでもせいぜい3.5Km。

そして普段の自転車の使い道は、歩いても10分に満たない近所のコンビニへの楽に移動できる手段がメイン。結果、駅までの2Km弱の距離も「遠いなぁ」なんて感じるほどだったのでしたが。

そんな私の転機は、2008年6月に突然訪れます。

職場からTXつくば駅へママチャリで移動していた時の事。梅雨入りしたとは言っても、雨は殆ど降らず、オホーツク高気圧特有の涼しい風が、自転車を漕いでいる私にやさしく微笑みかけます。

「ああ、なんて風が心地よいんだ!」

もしこれが、歩いていたのでは決してそうは感じなかったでしょう。歩いていたのでは風が起こる程のスピードは、でなかったはず。

「自転車って、なんか気持ちいい。そして、楽しい!!!!」

そんなわけで、私の自転車ライフが始まったのでした。

最初のサイクリング(?)は不満だらけ

まずは、片道約5キロほど離れたショップへ行ってみました。ママチャリで。これまでは遠すぎて、行く気も起きなかったけど。

その感想はと言いますと、片道5キロ、往復約10キロの道のりは近すぎて、「運動した気がしない」という印象でした。

街中には信号もたくさんあり、歩道は自転車レーンと歩行者レーンに分かれていますが、反対方向に移動している自転車もいれば、動きの予測不可能なワンちゃんのお散歩をしている人もいるしで。安全に走行するには自転車と言えども最徐行しなきゃいけませんからね。

では、筑波山へ行こう

では片道20キロ弱の筑波山(筑波山の中腹にある筑波山神社)なら、まぁ、そこそこ運動になるかな?それじゃ早速行ってみようというのが、事の発端でした。


庶民チャリダー

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